アトピー性の白内障

アトピー性白内障とはどんなものなのでしょうか?
アトピー性の白内障の原因と思われるのは、以下の二つです。
アトピー性皮膚炎は湿疹性の病気です。重症の方の約3割に合併症が眼に起こります。その内約1割が白内障です。
原因は外傷説がもっとも有力です。かゆみを我慢できずに手でこする。皮膚科医がこすらないように注意すると、つい強く叩いてしまう。こうしたことが何年も続くと、水晶体が濁ります。
他の原因として、ステロイド内服薬の影響です。ある程度の量を少なくとも1年以上のみ続けると、白内障が起こることがあります。
軟膏は、顔に少し塗るくらいなら大丈夫ですが、全身に塗ると皮膚から吸収される量が多くなります。
予防策として、定期的に眼底検査をして皮膚科と連絡を取りながら、こすったり叩いたりするのを抑えることが大切です。
こういうことが10数年続くと目が濁ってきます。幼児にはまず起こりませんが、10代後半から30代でなりやすいです。
子どもは親が気をつけないといけません。目をこするなど、日ごろのしぐさに注意してください。
治療法として、視力が著しく下がると、手術をすることになります。いったん混濁が始まると、薬物では戻りにくいのです。
Nアセチルカルノシン点眼薬であるクララスティルくらいでしか治らないのです。
手術をの手法はというと、水晶体の濁りを取るのが目的です。局部麻酔で10分から20分で終わり、日帰りもできます。
プラスチックのレンズを入れるかどうか、病院では条件があります。15歳以上の方で、網膜はく離のない人が対象です。
アトピー性皮膚炎の合併症は、網膜はく離が出来やすいので、手術に支障が出ます。
目を叩くことで網膜に穴が開くことが強く疑われています。
日本の白内障手術でプラスチックのレンズが普及し始めて20年。それ以上のデータはありませんが、今のところ危険は無いと見られています。
レンズにはプラスチックのほかに、シリコンなど、10代で入れても生きている間に劣化や変質がないとされているものを使います。
手術で水晶体を取って、プラスチックのレンズを入れると、視力は出ますが、ピントが一点でしか合わなくなります。
将来的に、メガネで補うか、場合によってはプラスチックレンズを入れ替える必要があるかもしれません。

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