先天性白内障

先天性白内障とは、生まれつき目の中にある水晶体が混濁する病気です。
成長と共に症状が現れてきます。
20歳代~40歳代で発症し、初めて先天性の白内障と気付く人もいます。
原因は、常染色体優性遺伝、染色体異常、子宮内感染が挙げられます。
風疹、トキソプラズマ、サイトメガロウイルス、ヘルペスウイルス、りんご病、水疱瘡、梅毒などが子宮内感染を引き起こすウイルスと言われています。
トキソプラズマはネコのトイレ砂から感染しますので、ネコを飼っている人は注意が必要です。
それと、風疹や、水疱瘡などは、大人がかかっても気付かないことが多い病気なので、特に注意が必要です。
サイトメガロウイルスは人の唾液や尿から感染します。
小さな子どもがいて、妊娠している場合はオムツ交換の際に手をよく洗い、子どもと同じスプーンを使わないことが予防に繋がります。
ヘルペスウイルスも、感染している人の身の回りのもの、タオルやコップ、グラスなどを共有しないことが予防に繋がります。
続いて症状ですが、初期の白内障は、症状がほとんどありません。
しかし、進行していくと、目がかすむ、ぼやけて見にくい、二重三重にダブって見える遠くが見えにくく感じられる等の症状が出てきます。
光がまぶしく見えることも症状の一つで、晴れた日の屋外がまぶしく見えたり、対向車のライトがまぶしく見えたりしてとても危険です。
眼鏡を何度調節しても合わなかったり、黄白色のフィルターがかかったように見えます。
それでも放置しておくと、瞳の中心の黒い部分が、白くなって行きます。
視力がも0.1以下になるなど、極端に視力が落ちます。更に放置しますと、明暗が分からなくなり、最終的に失明します。
直す薬はありません。手術しかないのです。
水晶体を削り、吸引してきれいにした後、眼内レンズを入れるという方法しかありません。
が、その手術も病院によっては日帰りで出来るところもあるので、やはり早期発見が鍵となります。